もくじ
初心者ブロガーは『ロングテールキーワード』を量産しろ!
ロングテールキーワードを理解するためには、3つのキーワードを知る必要があります。3つのキーワードとは、いわばランクのようなもので、月間検索数の多いものから、『ビッグキーワード』『ミドルキーワード』『ロングテールキーワード』の順となっています。
『ビッグキーワード』とは
たった 1語のキーワードで月間検索数が10,000を超えるようなメジャーな単語です。
例)英会話 60,500 PV
『ミドルキーワード』とは
ビッグキーワードに1語ほどプラスして、月間検索数が1,000〜10,000になる単語の組み合わせです。
例)英会話,初心者 1,600 PV
『ロングテールキーワード』とは
ビッグキーワードと合わせて2〜3語になる、月間検索数が1,000未満になる単語の組み合わせです。なんとなく言葉の通り、長い尻尾に見えますよね。
例)英会話,教室,比較 390PV
そして、一見ビックキーワードの方が、成約率が高いように思えてしまいますが、実はロングテールキーワードの方が成約率は高いとされています。その理由は、ビッグキーワードが1語検索で抽象的に検索しにきているのに対して、ロングテールキーワードは2〜3語でより具体的に検索しにきているため、検索意図が明確であり成約しやすいからです。
また、ビッグキーワードやミドルキーワードは、企業やプロサイト等かなり強い競合相手が上位を占めています。普通のブロガーではとてもじゃないけど太刀打ちできません。なので、ロングテールキーワードを量産する必要があります。
これが、『初心者ほどロングテールキーワードを量産しろ』の由縁です。そして、ロングテールキーワードを量産し続けると、サイトへ流入する4人のうち3人がロングテールキーワードから流入するようになります。
サイトへの流入は 1:3
月間7桁の収益を弾き出すような有名ブロガーでも、このような傾向があるようです。あの神ブロガーであるマナブさんが、とりあえず100記事書きましょうというのも納得できますね。
『ロングテールキーワード』の選び方 6つの手順
『ロングテールキーワード』を見つけるまでの 6ステップを解説します。
①まずは『ビッグキーワード』を決める
キーワードのフローイメージは、1つのビッグキーワードに関連した記事を量産し、ツリー形式のように内部リンクを張り巡らせるのが理想的とされています。
⇨水色のボックスが1つ1つの記事。
まずは自分がこれから書いていく記事の『ビッグキーワード』を選定しなければ、『ロングテールキーワード』を決めることができません!
1つの『ビッグキーワード』を選定したら、それに関連した記事を複数書く必要があるので、選定を誤れば後がしんどくなります。
<ビッグキーワード選定ポイント>
- 検索ニーズが多いこと
- 自分が書けそうであること
- 稼げる広告と関連していること
検索ニーズが多いほど、『ロングテールキーワード』もたくさん発掘できます。自分のサイトコンセプトに合っており、自分自身が記事を複数書けるキーワードの方が後々苦労せずに済むでしょう。
収益化しやすいアフィリエイト案件と選定するキーワードの相性がいい方が、顧客ニーズに応えることができるので、CTR(クリック率)やCVR(成約率)は高くなります。
さあ、ビッグキーワードが決まれば、後はツールを使って『ロングテールキーワード』を探していきましょう!
本記事では『英会話』というビッグキーワードを選定したと仮定して、操作の練習をしていきます。
②『ラッコキーワード』より『全キーワード』を取得する
『ラッコキーワード』は、2012年にリリースした「関連キーワードツール( 仮名・β版 )」をリニューアルする形で開発されています。長年ブロガーに愛用されている重要な無料ツールです。
この『ラッコキーワード』という無料のツールを使って、2語目〜3語目のキーワードを取得していきます。
ちなみに『ラッコキーワード』はできれば、Google Chrome で開けておいた方がいいです。理由は後述します。
検索キーワードに『英会話』と入力し、『虫メガネ』をクリックしましょう!
画面右上の『全キーワードコピー(重複除去)』をクリックします。取得できたキーワードの数は、816 ほど。
ちなみに画面左上の『英会話』の欄にあるキーワードが、サジェストのトップ10となっています。
『全キーワード』の取得は以上です。
しかし、このままではキーワードの検索ボリュームが分からないので、次の手順に移ります。
③『キーワードプランナー』で検索ボリュームを取得する
『キーワードプランナー』を使って検索ボリュームを取得し、csvファイルで取り出します。
なんだか難しそうですが、1度実行してみると簡単に覚えれますよ。
キーワードプランナーは、有料サービスと無料サービスがありますが、有料サービスの方がより詳細な検索ボリュームの数字が表示できます。
『英会話,アプリ』という2語のキーワードを調べた場合
有料サービス:22,200
無料サービス:1万〜10万
⇨有料サービスの方がわかりやすいですよね。
しかし、有料サービスは低額(数百円)で使用できるようになるとはいえ、広告費を登録しなければならないので少し敷居が高いです。
ポイント
Rank Tracker 経由だと詳細ボリュームを手に入れることができます。これは朗報ですね!
『キーワードプランナー』を開いたら、2つの選択項目が表示されるので、右側の『検索のボリュームと予測のデータを確認する』をクリックします。
先ほどコピーした『全キーワードリスト』をここにペーストします。
かなりたくさんのキーワードがペーストされますが、気にせずに『開始する』をクリックします。
初期設定では地域が、『アメリカ合衆国 』になっているので、『日本』を入力してから、『過去の指標』をクリックします。
過去12か月分になっているのを確認し、『ダウンロードマーク』をクリックします。
過去のプラン指標の方の『.csv』をクリックしたら、csvファイルがダウンロードされます。
ダウンロードしたファイルを使って、次の手順に移ります。
④csvファイルを整理して、『ロングテールキーワード』を発掘する。
ダウンロードした csvファイル を、エクセルで開きます。
『キーワード』『最小ボリューム』『最大ボリューム』『競合性』以外(水色部分)は不要なので、消去して見やすくしましょう!
消去後、『競合性』『最小ボリューム』の順にソートさせると見やすくなります。
このエクセルシートを使って、『ロングテールキーワード』を発掘していきます!
検索ボリュームが『100〜1,000 』 競合性が『低』のキーワードの中から、自分が記事を書きやすいキーワードを見つけます。
『10〜100』とか『0〜10』の検索ボリュームもありますが、努力の対価が低いかもしれないので後回しにした方がいいです。
とはいえ、この検索ボリューム以上に流入があったという報告もたまに見かけるので、どうしても書きたいキーワードがあれば、書いても全然構いません。
⇨今回は、『英会話 イーオン 料金』というキーワードに注目しました。
⑤『ウーバーサジェスト』で、詳細な検索ボリュームを把握
『キーワードプランナー』では詳しい検索ボリュームが謎なので、『ウーバーサジェスト』という半無料ツールを使って、ちゃんとした数字を調べます。
サイトURL等を入力して、簡単な登録を済ませまれば、3回ぐらいまで無料で検索できます。
月額2,999円でアップグレードすれば何回も検索できますが、ちょっと高いですね。
なので、これぞ!というキーワードを検索していきましょう!
先ほど発掘した『英会話 イーオン 料金』の検索ボリュームは、140 でした。
⇨トップ10までの、平均ドメインスコアも教えてくれるが、どんな競合がいるのかわからないため、もう一つツールを使います。
⑥『MozBar』で競合サイトの強さを把握
『MozBar』というツールで、競合サイトの強さを短時間で目視確認することができます。『MOZ』は、『Google Chrome 』でダウンロードして使うことができます。
MozBarを起動した状態で検索をかけると、競合のドメインパワーが分かります。
この時、『キーワード関連取得ツール』から検索したいキーワードを選んでクリックすると、他のキーワードの組み合わせもサクサク調べることができて楽なんです。
これが②冒頭の「理由は後述します」の意味です。
検索した結果は以下の通り。一番上に広告が表示された後、1位から順番になります。
『MozBar』のグレーのバーの左に順位が書いてあります。
『MozBar』で着目すべきは、『PA(Page Authority)』『DA(Domain Authority)』の大きさです。
これらの指標の意味は、マナブログから引用すると このようにまとめられます。
PAの参考値 | 自分のサイト |
15以下 | 半年から1年のサイトでも勝てる |
20以上 | 1年半くらいのサイトで勝てる |
30以上 | かなり強いです |
DAの参考値 | 期間 |
12以下 | 1年以内で追いつける |
13から18以下 | 1〜2年以内で追いつける |
19以上 | 追いつくのに2年以上かかる |
(引用:manablog.org)
ザックリいうと、PAもDAも1桁であればなんとかなりそうで、10代であれば1年ほどで勝てる可能性あり!といった感じです。
これを念頭に続きの順位を見てみましょう!
⇨どうでしょう?あなたならこれで記事を書きますか?
1桁の順位に食い込めそうなら、是非とも記事を書いていきましょう!
とまあ、こんな感じで選んだキーワードで記事を書くべきか判断していきます。
あとは手順④〜⑥を繰り返して、1つのビッグキーワードに対して複数の記事を書いていきます。⑤と⑥の手順は順番を変えても良いです。
1つ注意点として、『ロングテールキーワード』を使った記事の文字数は、2000〜3000字は必要です。
ロングテールキーワードであるため、比較的競合が少なく、確実に上位を狙うためには、記事の濃度が必要だからです。
【まとめ】ロングテールキーワードの選び方
ちょっと一気に詰め込んだ記事になってしまいましたが、下記のようにまとめます。
- 『ビッグキーワード』を決める
- 『ラッコキーワード』で『全キーワードリスト』を入手
- 『キーワードプランナー』で検索ボリューム把握
- 『ロングテールキーワード』を選ぶ
- 『ウーバーサジェスト』で詳細ボリューム把握
- 『MozBar』で競合の強さを把握
こんな感じです!
これらツールを駆使してニッチなお宝キーワードが見つかると良いですね。
RankTrackerを使えば、サイトのロングテールキーワードの順位を日々評価できます。サイト運営者には必須のSEO対策なのでぜひ導入しておきましょう!
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というわけで、今回は以上です。